皮膚病の主な病因生物の種類と大きさ比較

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皮膚病を起こす病原生物には、色々な種類があります。
大きさを比較してみました。
肉眼で見えるのは、毛ジラミ位でそれ以下は見えません。
光学顕微鏡では
細菌位まで見えますが・・それ以下は電子顕微鏡でやっと見える大きさです。
例へ
病因生物

大きさ(大まかな長さの平均)

米を1とした時の比率*
人間を1とした時の比率
関連する主な病気
トコジラミ(南京虫)
5mm
1
1/400
虫刺症
マダニ
2.5mm (1Cm)**
1/2
(2倍)
**
1/800
(1/200)
**
マダニ症
リケッチアなどの媒介
頭ジラミ
2.5mm
1/2
1/800
頭ジラミ症
毛虱(毛ジラミ)
1mm
1/5
1/2000
毛虱症
ツメダニ
0.6mm
3/25
3/1万
虫刺され
ハウスダストダニ
0.3mm
3/50
3/2万
アトピー性皮膚炎
人の細胞***
50μm
1/100
1/4万

スギ花粉****
30μm
3/500
3/20万
スギ花粉症皮膚炎
梅毒トレポネーマ
(スピロヘータ)
10μm
1/500
1/20万
梅毒
白癬菌(菌糸の太さ)
5μm
1/1000
1/40万
水虫
癜風菌
4μm
4/5000
1/50万
癜風

アトピー性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

ピロリ菌
4μm
4/5000
1/50万

蕁麻疹

アトピー性皮膚炎

カンジダ
3μm
3/5000
3/200万
カンジダ症
アトピー性皮膚炎
結核菌
(ミコバクテリム属
2μm
1/2500
1/200万
結核
皮膚結核/結核疹
コリネバクテリウム
mimutissimum
2μm
1/2500
1/200万
紅色陰癬
軟性下疳菌
(ヘモフィルス属)
1μm
1/5000
1/400万
軟性下疳
病因生物

大きさ(大まかな長さの平均)

米を1とした時
の比率*

人間を1とした時の比率

関連する主な病気
ブドウ球菌
(ブドウ球菌属)
0.9μm
9/5万
0.9/400万
とびひ
アトピー性皮膚炎
緑膿菌
(シュードモナス属)
0.8μm
8/5万
1/250万
褥瘡
溶血連鎖球菌
(レンサ球菌属)
0.8μm
8/5万
1/250万
丹毒
多形滲出性紅斑
クラミジア
0.8μm
8/5万
1/250万
非淋菌性尿道炎鼠径リンパ肉芽腫症
淋菌
(ナイセリア属)
0.7μm
7/5万
0.7/400万
淋病
リケッチア
0.5μm
1/2万
1/800万
つつが虫
マイコプラズマ
0.4μm
2/5万
1/1000万
肺炎
多形滲出性紅斑
病因生物

大きさ(大まかな長さの平均)

米を1とした時
の比率*

人間を1とした時の比率

関連する主な病気
ポックスウィルス
(ポックスウィルス群)
250nm
1/4万
1/1600万
伝染性軟属腫
麻疹ウィルス
(パラミクキウイルス群)
250nm
1/4万
1/1600万
麻疹(はしか)
風疹ウィルス
(パラミキソウイルス群)
200nm
1/5万
1/2000万
風疹
HSV
(ヘルペスウイルス群)
100nm
1/10万
1/4000万
単純性疱疹(ヘルペス)
多形滲出性紅斑
カポジ水痘様発疹症
ヘルペス
ウィルス7型
(ヘルペスウイルス群)
100nm
1/10万
1/4000万

ジベル薔薇色枇糠疹

VZV
(ヘルペスウイルス群)
100nm
1/10万
1/4000万
水痘/帯状疱疹
サイトメガロ
ウイルス

(ヘルペスウイルス群)
100nm
1/10万
1/4000万
ジアノッテイ症候群
EBウィルス
(ヘルペスウイルス群)
100nm
1/10万
1/4000万
ジアノッテイ症候群
伝染性単核症
病因生物

大きさ(大まかな長さの平均)

米を1とした時の比率*
人間を1とした時の比率

関連する主な病気

HIV
100nm
1/10万
1/4000万
AIDS
ヒトパピローマ
ウイルス/HPV
(パボバウイルス群)
50nm
1/20万
1/8000万
尋常性疣贅(いぼ)
SDD(h)
アトピー性皮膚炎
HBV
40nm
2/50万
1/1億
B型肝炎
ジアノッテイ病
パルボウィルス
(ピコルナウイルス群)
20nm
1/50万
1/2億
りんご病
コクサッキー
ウィルス
(ピコルナウイルス群)
20nm
1/50万
1/2億
手足口病
ジアノッテイ症候群
エンテロ
ウィルス
(ピコルナウイルス群)
20nm
1/50万
1/2億
手足口病
病因生物

大きさ(大まかな長さの平均)

米を1とした時の比率*
人間を1とした時の比率
関連する主な病気

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*炊飯済み米5mmとして計算しました。
ちなみに細い数字は省いてありますが・・大体以下のようになります。
人間を2mシロナガスクジラを30m 富士山4000m 
エベレスト1万m 地球を1,000万m と概算してあります。
病因生物の大きさもかなり大胆に概算してあります。
比べる元
比較対象
比率
人間
1/400
人間
地球
1/500万
シロナガスクジラの体長
地球
3/100万
富士山の高さ
地球
1/2500
エベレストの高さ
地球
1/1000

人間が地球と同じ大きさだとすると


ウイルスの大きいものは大きな犬位で小さいものはネズミ位です。確認するには電子顕微鏡が必要です。
細菌(バイキン)はクジラの倍位なので顕微鏡でかろうじて確認できます。
真菌(カビ)はクジラよりかなり大きいのでが、肉眼での確認は不可能ですが、顕微鏡なら十分確認できます。

表皮の細胞は東京ドーム・赤血球は野球グランドの内野より少し大きい位です。顕微鏡なら確認できます。

頭じらみや毛じらみはエベレスト山より高くかろうじて肉眼で確認できます。
マダニが吸血するとエベレストの10倍以上に大きくなりはっきり肉眼で確認出来ます。

**マダニは、血を吸うと重量が100倍くらいになり長さも1センチ程度にまで大きくなります。
***人間の細胞は部位に依って大きさが異なります。
アルコールで固定した
表皮の細胞の長径は約50-60μm位です。
赤血球(大きさ約8μm). 異物を貪食している白血球 (大きさ約6〜14μm).
血小板( 大きさ約2〜3μm)です。
細胞は
表皮を採用して50μmとして計算します。表皮細胞は人の細胞の中では大きい部類です。人間のからだは約60兆個の種々の大きさの細胞から出来ています。
****スギ花粉は、生物とは呼びにくいのでバックの色を変えてあります。        UP

ピンクで記載してあるのが、細菌です。抗生物質が効果があります。:
最近、
抗生物質の効果の全くない細菌が見つかりつつあります。
黒で記載のあるクラミジアなどにも有効な抗生物質があります。
緑で記載しているのが真菌(カビ)です。抗真菌剤が効果があります。
オレンジで記載しているのが、ウイルスです。ウイルスに効果のある抗ウイルス薬はヘルペスウイルス属とインフルエンザウイルスがあります。他のウイルスに直接作用する薬は現在のところありません。

参考:1m=10,00mm=100万μm=10億nm

 
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