HPVHuman papilloma virus

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、1949年に皮膚のイボ(乳頭腫)より電子顕微鏡で確認されました。皮膚や粘膜の微小な傷から侵入で感染し皮膚や粘膜の細胞の中で増殖します。

ヒトパピローマウイルス=ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトにゅうとうしゅウイルス)パポーバウイルス科に属するウイルスのです。


小型のDNA ウイルスで、約8,000塩基対の2 本鎖DNA が正二十面体のキャプシドに包まれた構造をしています。エンヴェロープはありません。

HIVウイルスが増殖できる培養細胞系は確立されていません。
現在のところ、患者から分離されたウイルスの遺伝子DNA の塩基配列の相同性から120 以上の型に分類されています。毎年10個づつ増え続け最終的に350種類位になるだろうと予想されています。 


55〜60nm

病原体の大きさ

 

SDD(h)HPVを関連を強く疑っている理由 疣とHPVのサイズの比較  疣の自然治癒

ワクチン 

16型を中心に開発が進められており、米国で第1 相試験が行われている。有効性が確認されれば、多くの型のヒトパピローマウイルスに対するワクチンが開発されるかもしれない。

すでに、米国メルク社より尖圭コンジローマと子宮頸癌の原因ウイルスであるHPV6,11,16,18型のワクチン「商品名GARDASIL(ガーダシル)」が開発され、2006年6月にアメリカFADで承認さています。
参考)尖圭コンジローマ ヒトパピローマウイルス6 、11型 子宮頸癌 HPV16,18,31等

HPVに感染していない女性を対象にした大規模臨床試験では80%近い予防効果があったと報告されている。すでにHPVに感染した人に対する治験は行われていないが効果は期待されている。

日本では2006年4月よりグラクソ・スミスクライン社が、EUで既に承認されている16,18型対象のワクチン「商品名Cervarix(サーバリクス)」の治験を開始する予定です。

 

外用薬

イモダゾキノリン誘導体( イミキモド)はTLRファミリーのTLR7を刺激してインターフェロンα,インターロイキンなどのサイトカインの生成を促進し、生体の免疫系に働きウイルスに作用します。直接的な抗ウイルス作用はありません。

イミキモドは海外では、外性器、肛門周囲いぼ(尖圭コンジローム)の治療に対して承認されて使用されています。持田製薬が米国3M社から導入  尖圭コンジローマの外用薬として申請中(2006年5月申請)して認可されました。対象は粘膜用で普通の皮膚には、対象ではありません。

 

 

 


 

 

 

 

感染部位による分類

上皮型(普通の皮膚)

HPV1,5,8,14,20,21,25,47型

粘膜型

HPV6,11,16,18,31,33,35,39,41,45,51,52,56,58,59,68,70型

 

 

発癌性による分類  

ローリスク型

HPV6,11,41,42,43,44型

ハイリスク型

HPV16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68,70型

 

簡単な系統樹

 

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