皮膚科医が稀に経験することイボの自然治癒:***SDD(h)様現象?? 

 

  • 青年性扁平疣贅は、顔に出来ることの多い小さいイボですが、
    稀に突然、
    紅斑(赤み)と掻痒(かゆみ)多少の隆起(角化)を生じて自然治癒することを経験します。
    この自然治癒現象は肉眼では見えなくてマイクロスコープでやっと確認出来るかさらに小さなイボが存在して同じ現象が起こっても不思議はないと思います。
  • 尋常性疣贅(イボ)も極稀に突然、紅斑(赤み)と掻痒(かゆみ)を生じて自然治癒することを経験します。
    紅斑や掻痒を伴わないで自然治癒することは比較的多いと思います。この場合は、自然治癒はゆっくりと進行します。

    難治のイボが他の病気(風邪・
    麻疹・インフルエンザなどで:自然免疫が亢進した状態)で高熱が出たのをきっかけに自然治癒することも臨床的に経験します。
    HPV(イボの原因ウイルス)は皮膚の増殖する細胞に感染して増えますが、HPVが感染した細胞は正常な細胞より増殖力が活発になります。
    感染は皮膚が傷ついた場所から始まるされています。その為か
    イボが気になっていじると急に大きくなたり数が増えたりすることがあります。
    痒くて掻爬(掻くこと)することも摩擦・塩素・洗剤・紫外線・乾燥なども皮膚を傷つけます。
                                             
    SDD(h)で注意することへ
  • 扁平苔癬様角化症も稀に経験する皮膚病ですが、
    老人性疣贅などを基礎疾患に急速に角化・増殖し隆起します。その後。多くの例で自然軽快するのを経験します。

 

イボとイボウイルスのサイズの比較

日常、目にしているイボイボウイルスが直接見えている訳ではありません。
ウイルスが感染した
皮膚の細胞を排除しようとして反応?・単なる増殖?なのかは不明ですが・・結果的に皮膚で細胞増殖が起ります。
この反応は、正常とは異なる角化が反応が起こり異常な
角質が生じで上手く剥がれないので硬い角層が厚く付着したイボを形成します。


イボの大きさをイボウイルス=HPVの大きさと比較します。もし、HPVの大きさが猫くらいあるとすると1〜2ミリの青年性扁平疣贅でもエベレスト山かそれ以上の大きさの山に匹敵します。日常経験するの普通のイボは5ミリ〜20ミリくらいあります。このスケールではエベレストの2〜10倍あることになります。火星のオリンポス山(27000m)より遥かに高く超巨大です。マイクロスコープでやっと確認出来るくらい小さいイボでも数百〜数千メートル級の山くらいに相当します。HPVのサイズから考えるとマイクロスコープで確認出来ない小さいイボが存在しても不思議ではありません。


人間が地球くらいの大きさだするとして大ざっぱに比較すると
表皮の厚さは地殻の厚さにくらいあります。地球の地殻は変化に富んでいて山・山脈・丘・盆地・渓谷も峡谷もあります。皮膚の地殻=表皮に出来るイボの形にいろいろな変形があっても不思議はありません。地表にはエベレスト山級の山は珍しく普段よく目にする山は、殆どがそれ以下の高さの山です。普段は、イボと言っているのは、珍しい巨大化したなもので、皮膚表面に普通のイボより遥かに小さいものや別の形のイボが沢山存在する可能性があることが容易に想像できます。
                                              
皮膚病の主な病因生物の種類と大きさ比較               

 私の印象

イボ(普通の大きさからマイクロスコープで確認出来るものも出来ないくらい小さいものも含みます。)は、小さいほうが自然治癒現象が起こりやすく、自然治癒の過程で紅斑と掻痒を伴うことが多いと傾向があると思います。

 
Topに戻る。 戻る。