幼児が風邪(軽症の場合が多い)の後に手に強い痒みを伴う丘疹(ブツブツ)が出来た後に手の平の皮が剥けることがあります。痒みがある場合と無い場合があります。足の裏も同様に皮が剥けることもあります。
通常、接触性皮膚炎として扱われることが多くニッケルなどの金属が原因と考えられいますが、パッチテストなどで明らかに証明された報告はありません。
軽い風邪の後に出きることからEBウィルス感染も疑われていますが血液検査などでウイルス関与が証明された報告もありません。
「アトピー性皮膚炎児に生じた砂かぶれ皮膚炎」や「水虫菌は見つからなかった例」や「お砂場遊びをしてない例」などの記載がネット上にあります。
家族にも同様の症状がある場合があるので風邪を起こしたウイルスの関与が疑われています。
そこが盲点で風邪症状を起こさないパピロマウイルスの排除が起こって手の平や足の裏の皮が剥けていると私は考えています。
防御能(免疫)
人が風邪をひくと自然治癒機構が働き始めます。この過程には何重もの防御系が関与していてほぼ同時に働きます。
排除方法には、大きく分けると2つあり、風邪を起こしたウイルスだけに特別に働くに特異的な防御系(主に獲得免疫)と
ウイルスの種類は関係なく働く非特異的な防御系(主に自然免疫)があります。
この2つの系統はほぼ同時に働き始めます。この非特異的な防御系はウィルスの種類に関係なく攻撃して排除しようとします。
もし手の平や足の裏にパピロマウイルスが潜んでいるとこの非特異的な排除系の機構が作用し始めます。
皮膚の防御過程
この時の症状としては、2週間程度の経過で1)痒みを伴う丘疹(ブツブツ;重症だと頂上に水疱を伴います。)→2)炎症後角化症→3)鱗屑(皮が剥けること)が順々に進みます。この症状の程度・治癒期間には体質により多少の個人差があります。
成人でも稀に同様の症状を来たすことがあります。
砂かぶれ皮膚炎は、以下の皮膚病の典型例と思います。
この子たちを連れてくる母親の手に「手荒れ(SDD(h)の関係した。)」がある人が多く見られます。また、同様の所見が兄弟にも認められることもあります。
同様なメカニズムで幼児に風邪の後、顔面・手足・身体に湿疹様(紅斑や丘疹)の皮膚炎がしばしば出来ることがあります。