所謂 砂かぶれ様皮膚炎の推測

103010 080811 118013 092913

正式名は決定されていません。関連名:小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎
 
Top ちかかね皮膚科 

皮膚の風邪 「いぼ」について 傷から発症

 
キーワードは「自然治癒」です。
幼児が風邪(軽症の場合が多い)の後
手に強い痒みを伴う
丘疹(ブツブツ)が出来、後に
手の平の皮が剥けることがあります。全く原因不明の場合もあるます。
痒みがある場合とない場合があります。足の裏も同様に皮が剥けることがあります。
通常、接触性皮膚炎として扱われることが多くニッケルなどの金属が原因と考えられいますが、
パッチテストなどで明確に証明された報告はありません。
軽い風邪の後に出来ることからEBウィルス感染も疑われていますが
血液検査などでウイルスが証明される報告は極稀です。
「アトピー性皮膚炎児に生じたる砂かぶれ様皮膚炎」・「水虫菌は見つからなかった例」
や「お砂場遊びをしていない例」などの記載がネット上にあります。
家族にも同様の症状がある場合があるので、風邪を起こしたウイルスの関与が疑われています

私は、ウイルス感染症で
非特異的にウイルスに対する免疫(主に自然免疫)が活性化されて
風邪症状を起こさない
パピロマウイルスがある程以上、皮膚の細胞中で増加していると排除反応(炎症)が起こって
手の平や足の裏の皮が剥けていると考えています。

防御能免疫

人が風邪をひくと自然治癒機構が働き始めます。この過程には何重もの防御系が関与していてほぼ同時に働きます。
排除方法には、大きく分けると2つあり、風邪を起こしたウイルスだけに特別に働く特異的な防御系(主に獲得免疫)と
ウイルスの種類には関係なく働く非特異的な防御系(主に自然免疫)があります。
この2つの系統はほぼ同時に働き始めます。この非特異的な防御系はウィルスの種類に関係なく攻撃して排除しようとします。
手の平や足の裏にパピロマウイルスが増えていると、この非特異的な排除系の機構が作用し始めます。

皮膚の防御過程

この時の症状としては、2週間程度の経過で1)痒みを伴う丘疹(ブツブツ;重症だと頂上に水疱を伴います。)→2)炎症後角化症→3)鱗屑(皮が剥けること)が順々に進みます。
この症状の程度・治癒期間には
体質により多少の個人差があります。
成人でも稀に同様の症状を来たすことがあります。

砂かぶれ様皮膚炎は、以下の皮膚病の典型例だと思います。

SDD(h)


この子たちを連れてくる母親の手に「手荒れSDD(h)の関係した。)
アトピー性皮膚炎など(SDD(h))ある人が多く見られます。
また、同様の所見が兄弟にも認められることがあります。
同様なメカニズムで幼児に
風邪の後、顔面・手足・身体に湿疹様(紅斑や丘疹)の
皮膚炎がしばしば出来ることがあります。

 

類似疾患:小児肢端膿疱症

 
 Top  ちかかね皮膚科