接触性皮膚炎(かぶれ)Contact dermatitis

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今までの質問と答え 病名を探せ!かぶれ
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 典型的経過のかぶれ

44才男性 医師が処方した湿布薬でかぶれました。

1度目は、数年前に10日間くらい使用してから発症しました。

今回は、使用2日目から急速に酷くなりました。 

症状が強く水泡も出来ています。強力なステロイドの塗り薬を処方しました。

短期間で治癒しました。

「かぶれるもの」に触ると、皮膚が赤くなったりかゆみを伴います。
一度がぶれると
一生続くことが多いので、
原因を見つけて触らないようにしなければいけません。

普通、生まれて初めてのものには、いきなりかぶれることは殆ど無く、
10日位してからかぶれ始めます。急性湿疹膿痂疹性湿疹など
をかぶれと勘違いしていることが多く見かけます。
かぶれは、ほぼ均一にかぶれたもの、形が想像出来るもので、
二次感染や膿痂疹性湿疹を誘発することがあります。
以下も誘発することもあります。

SDD(h)

接触性皮膚炎を起こす可能性があるもの例(いろいろな物に起こす
可能性がありますが殆どの人は触っても平気です。)

  • 毛染め、パーマ液、ゴムの軟化剤など
  • 食べ物 レタス、にんにく、海老、かに、アロエなど
    食べ物アレルギー1・食べ物アレルギー2
  • 果物、マンゴ、キウイ、メロンなど
  • 金属、ニッケル、クロムなどが多い。パッチテストが有効な検査です。
    生来かぶれるものは決まっていて
    一生変わりません。
    その他、いろいろな別の金属にかぶれる方もいらしゃいますが、
    チタンが最もかぶれ難い金属と言われています。
    それでも世界的に見ると、報告例はあります。
    具体的には、
    ピアス・時計のバンド・メガネ・指輪・ネックレスなど/最近金属アレルギーを
    心配して来院する方の多くに金属の
    摩擦で生じた小さい傷からSDD(h)の方を多く見かけます。
  • 植物、ウルシ、サクラソウなど
  • 外用(塗り薬) アンダーム軟膏、抗生物質の軟膏、稀にステロイドなど
  • 湿布 湿布の形に出来て最も分かりやすいです。
    湿布の種類が違っても共通の成分でかぶれることがあります。
  • 化粧品・装飾品
  • 日用品 オムツの素材・ラップなど
  • 建材、セメント・塗料など
  • ゴム、ゴム手袋(医療従事者に多い)・コンドーム  /食べ物と交差することがあります。食べ物アレルギー2
 口腔アレルギー症候群

ステロイドの塗り薬の上手なぬりかた

 

一時刺激性は、通常1度の接触で起こります。

アレルギー性の起こり方は、遅延型アレルギーを参考にして下さい。

 

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