英語一般;flying sparks; 医;impetigo.
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今までの質問と答え
病名を探せ!「とびひ」
072710
とびひは主に黄色ブドウ球菌という細菌(バイキン)による、幼小児のうつる皮膚病です。冬より夏に流行する傾向があります。病変部位から出た膿がつぎつぎと広がっていくことからとびひと呼ばれています。他の子供に飛び火(とびひ)することもあります。このバイキンは多くの人の鼻の中で病気を起こさず棲んでいます。風邪の後、鼻水によって鼻の周りから出来始めることがあります。虫刺されや、湿疹のひっかき傷、擦り傷などにバイキンが感染して、始まることもあります。黄色ブドウ球菌は、表皮剥離毒を産生するので多くのとびひの症状は水ぶくれで始まります。水ぶくれは簡単に破れて、赤むけ(ビラン)となりその周りからさらに拡大したり、周辺に新しい病変を作ったり、飛び火(とびひ)することもあります。日本では稀ですが、かさぶたを主症状とするとびひもありこの場合は化膿性レンサ球菌という細菌が主な原因菌です。熱が出ることもあります。ごく稀ですが、腎炎などを起こす場合もる十分注意が必要です。
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