治らない水虫

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水虫の変遷と推測(模式図)へ

注意)併発と合併の意味は本来異なりますがこのページでは、同時に存在することを合併と記載してあります。

 水虫様皮疹の仮定図 SDD(h)の存在を認めると成り立つグラフ 

水虫様皮疹とは、手・足の皮が剥けたり固くなったり水膨れが出来たり、
痒みを伴っていたり痒みをともなわなかったり、爪の変形があったり爪の変形がなかったりする皮疹です。
症状の出方は人によって千差万別ですがいわゆる「みずむし」と呼ばれる皮疹のことです。
水虫とSDD(h)が似ている訳 
ここでは白癬菌で起こっているものを「
水虫」(漢字)と記載します。
水虫様皮疹(原因が不明な水虫に似ている皮疹:
水虫SDD(h)など含む)を「みずむし」(ひらがな)として記載します。

水虫様皮疹の場合、皮膚科外来では真菌検査(顕微鏡の検査・培養)で陽性(ピンク)と
陰性(
ブルー)の二群に別れます。
抗真菌剤(水虫の薬) (グラフが見やすい様に、明確でない結果は含まず)
通常、
水虫の治療は陽性群と陰性群の一部(イエロー)に対して行われます。
陽性群・陰性群ともに
SDD(h)を含んでいると推測しています。
SDD(h)は、水虫の薬を塗っている間に自然治癒することもあるので、以下のことを推測しています。

陽性群で合併のない場合、水虫の薬がよく効きます。
グラフが重なっている群は、
水虫の薬である程度改善されるか、
時間がかかって治癒に向うものが多い群です。
陽性でも
水虫の薬で長期に治らないのは主にSDD(h)で、水虫が合併症があります。
したがって
SDD(h)としての治療をおこなうと治癒に向います。

陰性群の多くは、水虫の薬による効果は期待できませんが、
偽陰性は
水虫の薬が効果があります。
陰性群で
水虫の薬の効果が出ない時は、真の陰性群と考えて、
積極的に
SDD(h)としての治療を行うべきです。

 

ポイント 水虫の変遷と推測へ

並外れた抗菌活性がある抗真菌剤(水虫の薬)塗り薬・飲み薬の効果は公表されている
データによると治癒率は60%〜70%です。
水虫外用薬の効果

水虫の薬はウイルスには効果がありませんが、
ヒトパピロマウイルス感染(
SDD(h)の原因として考えているもの)の自然治癒反応の邪魔はしません。
タイガーバームも抑制はしませんが、ステロイドは
自然治癒反応を抑えて感染を助長します。

 

 

注意:話が複雑になるので、掌蹠膿疱症・異汗性湿疹・汗疱・カブレ等は省略して、この円グラフには表していません。

こぼれ話:外国の刺激性のある軟膏(有名なタイガーバーム・中国の漢方の軟膏など)や
多くの皮膚科で使用されている太陽灯(多分、遠赤外線の効果)は、白癬菌で起こっているいわゆる
水虫には余り効果がなく、
水虫の薬で治らないSDD(h)の水虫様皮疹を治癒させる可能性があります。
その為に「タイガーバームは普通の水虫薬で治らない頑固なみずむしに効果があった。」と言う「うわさ」が広った可能性があります。
治らない「みずむし」の殆どが
SDD(h)で、その一部が(タイガーバーム軟膏の効果でないと思いますが・・?)自然治癒することがあります。
「みずむし」の中に
自然治癒したSDD(h)が存在して、タイガーバームが「みずむし」に効果があるとされたことが、
タイガーバーム財団が財を成すのに一助になった可能性があります。
タイガーバーム財団の繁栄が「みずむし」の中に
SDD(h)が存在することも強く疑わせます。

参考)タイガーバーム 
効能・効果

筋肉疲労、筋肉痛、肩のこり、うちみ、ねんざ、腰痛、神経痛、関節痛、リウマチ。

成分・分量(100g中)

d-カンフル・・・24.9g  ハッカ油・・・15.9g  ユーカリ油・・・12.9g  l-メントール・・・8.0g  チョウジ油・・・1.5g


上記の成分が水虫菌に直接効果があるとは思えませんしHPVへの効果も疑問です。
  • 水虫SDD(h)は原因の異なる皮膚病なので、合併する可能性は十分にあります。水虫とSDD(h)が似ている訳
  • 水虫SDD(h)が合併しやすい訳の推測:水虫の原因は真菌(カビ)でSDD(h)の原因はウイルスと考えています。
    原因が異なる感染症ですが共に皮膚の防御能力(排除能力)が低く感染抵抗に弱い人なので合併する頻度の方が高いと考えられます。
    その他の感染(細菌・別の真菌・別のウイルスなど)の合併にも十分に気を付ける必要があります。
    皮膚病の主な病因生物の種類と大きさの比較
  • 陰性の場合はもちろん、陽性の場合も、以下の場合はSDD(h)の合併を疑って下さい。
  1. 病院で処方された水虫の薬(1日1度)をきちんと塗っているのに、2週間しても症状が緩和しない。
  2. 爪白癬(爪水虫)にその他の水虫が合併している場合、飲み薬を飲んでいるにも関わらず皮膚の水虫の症状が緩和しない。
    その他の水虫の例、足白癬(あしはくせん;あしの裏に起こる水虫)・趾間型足白癬(しかんがたあしはくせん;足のゆびの間に起こる水虫)・
    体部白癬(たいぶはくせん;身体に出来る水虫)・股部白癬(こぶはくせん;股に出来る白癬=いんきんたむし)などは
    2週間以内に、角化型足白癬(かっかがたあしはくせん;足の踵が固くなる水虫)は4週間以内に症状がなくならない。
    水虫の変遷と推測(模式図)へ
  3. 爪白癬(爪水虫)の飲み薬を飲み、殆どの爪の変形が改善したにも関わらず、1〜2本の爪の変形が治らない。
    治らない爪の下の皮膚が肥厚したり・趾(足のゆび)・指の先端が角化(固くなっていること)している場合は特に疑われます。
  • 陰性の場合でSDD(h)として治療している場合も、水虫などの合併を常に疑う必要があります。
     

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