読売新聞2001/9/20（朝刊）医療情報部　田村　良彦の記事の抜粋

アトピー性皮膚炎への効果をうたった未承認の中国製の塗り薬に、最強のステロイドが混ぜられているのが分かり、副作用も出ている。

　

「ステロイドは入ってないのに、あまりにもよく効くので、不安です。」とのアトピー性皮膚炎相談窓口への相談が、相次いだ。「中国の秘薬で、ステロイドを含まず安全」と宣伝し、できればステロイドを使いたくないという患者心理につけ込む、「虚偽の広告をした詐欺商法」と竹原教授は、指摘。同様薬は、数種類存在し流通経路は、個人輸入代行・医師が個人輸入して患者に使用する例などがあった。今回、摘発されたのは、「皮炎霜」という製品で分析によって最も強いステロイドが検出された。知らないで顔面などに使用を続け副作用が出た例も存在した。昨年の春から千人の患者に「成分を確かめないで」使用した内科クリニックもあった。

　

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