アトピー性皮膚炎に対するクラオプロの効果/臨床的データー収集3-5

典型的な経過の一例です。データー収集3からは、出来るだけ写真とマイクロスコープを撮り始めました。実際のデーターは下段にあります。
ただし、写真撮影とマイクロスコープ施行には時間が必要なので、混雑時は
無理で、完璧なデーターは、余り取れていません。
 コメント

現在通院中ですが、経過データーが24週に達したのでupしました。
経過の写真とマイクロスコープ像はありません。

アトピー性皮膚炎の罹患期間
ステロイド叉はプロトピックの使用歴
30年
有り
経過の評価法
データーの記載方法 SCORADで行っています。 

全般改善度(SCORADで評価)

クラオプロ合計(回数)

クラオプロ 充足率
1回/週=100%

23
96%

グラフ
痒みの推移(VASで評価0〜10:患者さんの自己評価)
不眠の推移(VASで評価0〜10:患者さんの自己評価)
写真
マイクロスコープ
 初診 2007.3.15

37才 女性 

他の皮膚科でアトピー性皮膚炎として治療していました。プロトピック・ステロイドで軽快せず。風邪の後に悪化した為、来院しました。
ネットで当院を見つけ、30km位の距離を都内から通院中です。
他院の治療である程度安定している時期もあるが、5〜6年に一度位悪化していました。
ビオチン・亜鉛・Omega-3 フィッシュオイル EPA ・ DHAなども試しています。

本人 花粉症・気管支喘息・単純性疱疹(ヘルペス)

家族歴

両親・兄弟:花粉症

母・兄弟:アレルギー鼻炎

父:糖尿病

検査結果

参考)前医でのIgE 2661

アトピー素因*
危険因子**
5ポイント
1.5ポイント
ステロイドの総処方量 g
痒み止めの総処方量 日数
255g
140日
  

その他、治療

経過中にビオチン内服で悪化、減量投与していましたが、現在は中止しています。
保湿剤と痒み対策の為に、
乳酸Na12%親水軟膏処方も処方しています。
経過
ほぼ週1回のペースで来院しています。痒みと不眠は、殆ど改善していますが、皮膚の改善が遅れ、全般改善度(SCORAD)の低下は遅れ気味ですが、軽症の範囲まで改善しています。


*アトピー素因:気管支喘息・アレルギー鼻炎・アレルギー結膜炎・アトピー性皮膚炎(花粉症はアレルギー鼻炎叉アレルギー結膜炎として換算)

**危険因子:糖尿病・癌・尋常性疣贅・伝染性軟属腫・単純性疱疹・帯状疱疹

本人は1ポイント  2親等以内の家族は0.5ポイントとして計算した。

 

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