爪の変形
戻る Topに戻る。 ちかかね皮膚科
病 名 コメント 幼児期スプーン爪 比較的うすいく爪が変形しているが、1年位で軽快するとが多い。
スプーン爪 爪が、陥凹してスプーン状になること、鉄欠乏性貧血などに伴い易い
先天性厚硬爪甲 まれな遺伝性の病気で、舌の白色化、四肢の毛嚢一致性の角化、手掌や足底の角化、水泡を伴う男児に多いとされています。SDD(h)の可能性もあります。
ヒポクラテス爪 ヒポクラテスが、肺疾患の患者の変形から爪が大きく丸くなり指を包み込む様に変形しすることに由来する。肺疾患以外でも見られる爪の変形です。時計皿状爪とも呼ばれることがあります。
ばち状指 上記の爪に指の末端が同時に肥厚した場合の呼び名。
爪甲剥離症 爪がはがれる現象で、先端より始まり徐々に進行するが、爪は脱落しない。カンジダ症、細菌感染、掌蹠多汗症、甲状腺機能亢進、テトラサイクリンの光過敏症などで見られる。
比較的多くの例で以下の場合があります。爪甲横溝 爪に横に走る線、爪母に障害が加わり爪の発育が抑制された時に生じる。全身の障害が、全て爪に現れる。徐々に先端に移動して過去の状態が判断できます。
色素線条 黒人では生理的現象、白人では異常、日本人の場合は2〜10%に生理的に見られるが、悪性黒色腫でも見られることが、あるので問題になることがある。その他、爪母のほくろ、外傷、炎症、Addison病などでもできます。
爪白癬 最も多い爪の変形で、爪の肥厚と黄白色の粉ぽくなります。単独よりも足の水虫に合併することが、多い。手の爪もなりますが頻度は極稀です。内服薬が、効果的です。
爪カンジダ症 爪甲剥離だけのこともあるが、殆どの例はカンジダ性爪囲爪炎から徐々に進行して爪母から、進行する。水仕事が多い人の手の爪に出来やすい。カンジダを証明するのは、難しいとされています。
黄色爪 twenty nail dystrophy of chiidhood
生下時は、正常だが、幼児から徐々に全ての爪が変形する。通常は、思春期頃には軽快するが、成人まで残ることがある。また、成人で出来ることもあtwenty nail dystrophy と呼ばれる。自己免疫の関与が疑れている。他の疾患の鑑別が難しい。SDD(h)の可能性もあります。
爪の変形を伴うことのある主な皮膚病
SDD(h)の可能性もあります。
病 名 爪の変形の形態 掌蹠膿疱症 多彩な変形、尋常性乾癬に類似するが、点状凹窩はまれ
円形脱毛症 比較的規則正しい点状凹窩がみられます。
尋常性乾癬 不規則な点状凹窩が、15%位で見られる。
扁平苔癬 病気によってことなるが、爪の薄くなり、縦の線や色素沈着など放置すると非可逆的になることあり
爪と周囲にできる主な皮膚腫瘍
病 名 コメント 悪性 悪性黒色腫 有棘細胞癌 足より手の指に出来やすいが、まれな疾患。
良性 グロムス腫瘍 爪下外骨腫 良性の腫瘍で足の親指に出来ることが、多い。根治手術が必要です。
粘液嚢腫 爪の近くの末節に1cm 以下の半球状隆起で内容は、粘液(ムチン)詳しくは、ここをクリックしてください。
ひょう疽 爪の近くの末節に黄色い皮下膿瘍として発症して痛が強く、抗生物質内服と切開排膿が必要なことがあります。
その他の爪の変形を起こすもの
原因 コメント 内分泌疾患 糖尿病、甲状腺機能亢進、甲状腺機能低下、など
膠原病 SLE,RA,PSS, 皮膚筋炎など種々な変形をすることがあります。
薬物によるもの 抗生物質のテトラサイクリン系、抗癌剤のbleomaycin,5-FU、ビタミンのレチノイドなどが有名です。マニキュアの成分で変形を起こすこともあります。
出血 爪の下に外傷などで出血すると黒色の色素沈着となるので悪性黒色腫との鑑別が必要になることがある。ヘモテストが陽性です。
尋常性疣贅(いぼ) 大部分は、爪の付け根にできる。爪の下にできると黄色の斑として見られ痛みがあります。発育すると爪を破壊する。他のグロムス腫瘍、有棘細胞癌などと鑑別が重要です。
単純性疱疹 単純性疱疹ウイルスで起こる。疱疹性ひょう疽、乳幼児の初期感染の場合は発熱、食欲不振などの症状があります。成人では、医療従事者に多い、抗ウイルスが必要です。
陥入爪 皮膚科外来で最も多い爪に疾患です。多くは、二次感染して痛みの為に受診する人が多い傾向あります。 陥入爪へ