褥瘡

decubitus

050211061811121612 122612

 戻る Top ちかかね皮膚

 
意識障害・運動障害・知覚障害などで骨の突起部位の皮膚に長時間圧迫が加わることに依って、
血行障害が起こり、壊死、
潰瘍を形成したものです。好発部位は、仙骨部位・大転子部位・踵部です。
寝たきりの老人・長期入院患者などに多く、栄養状態の低下・糖尿病・貧血は悪化因子です。
早期に、皮膚は、赤くなり、痛みを伴いますが、進行すると黒色に変色し潰瘍を形成します。
この頃には、痛みがなくなります。

 

治療としては、予防が大切で、つまり頻繁な体位交換や清潔に保つことなどが大切です。
褥瘡が出来てしまったら、二次感染の除去と壊死組織・不良肉牙の除去と適切な時期の手術が必要です。栄養状態など
全身状態の改善も必要です。

放置するとますます病状を悪化させます。体力の低下と緑膿菌感染が問題となります。
最近の治療薬として、細胞増殖因子のβFGFが有望だと言われています。

皮膚病の主な病因生物の種類と大きさ比較

 
戻る Top ちかかね皮膚科